はじめまして。ジツサンです。
関西を中心に、遊戯王の動画を投稿してたり、出演してたりする駆け出しデュエリストです。ブログとか書くの初めてなので、優しい気持ちで読んでもらえたらと思います。
今回は、マン吉(非公式)さん主催の「関東非公式マン吉オフ会」でも話題となった、遊戯王における『一本槍』デッキについてお話していこうと思います。
『一本槍』デッキって何?
言葉そのものをはじめて聞く人もいるいるでしょう。
『一本槍』デッキとは、2019年に関西の一部で流行となったデッキ構築の一つです。
あるモンスター1体を主軸としてデッキを構築し、主軸のモンスターで戦闘(または効果)ダメージを与えてデュエルに勝利することを目的としたデッキです。
有名なところでは、「サブテラーの導師」を主軸とした『導師ビート』や、「インスペクト・ボーダー」を主軸とした『メタビート』等のデッキと構築が酷似しています。
これら環境デッキとの大きな違いとしては、構築者のこだわりや主軸としたモンスターへの思いがデッキ構築に強く反映されることです。
このため『一本槍』デッキは、カジュアルデッキと環境デッキの両方の側面を持つデッキ構築なのです。
『一本槍』デッキってどう作るの?
「興味はあるけど作り方がわからない」「作ってみたけどこれでいいのか不安」
非公式マン吉オフ会の開催前後に、『一本槍』デッキに関してこういった声を数多く聞きました。ここでは『一本槍』デッキの作り方、カードの選び方等についてお話します。
①主軸とするモンスターを決める
どのモンスターで戦っていくのかが決まらなければ、デッキ構築は始まりません。
下級のモンスターや上級のモンスター、EXデッキのモンスターでも構いません。
自分の好きなモンスター、一緒に戦いたいと思えるモンスターを選びましょう。
②モンスター・魔法・罠カードの採用について
主軸としたモンスターと相性の良いカードを探して採用します。
ここでいくつかのポイントがあるので紹介します。
1.主軸のモンスターの打点を超えるモンスターは採用しない。
理由は単純明快。そのモンスターで攻撃したほうが強いからです。打点だけでなくその他性能でも、主軸となるモンスターと比較し、採用を検討しましょう。
2.テーマや種族属性でサポートできる魔法罠を採用する
主軸としたモンスターの強さ、持っているステータスを最大限に活かしましょう。
「神の宣告」や「無限泡影」等の環境で使用される強いカードを採用するだけでなく、そのモンスターとの組み合わせによってさらなるシナジーが期待されるカードを採用しましょう。
3.デッキにあったドローカードを採用する
『一本槍』デッキでは、主軸となるモンスターを引くことができなければ、デッキとしての真価は発揮されません。デッキに合うドローソースを採用し、主軸となるモンスターを引き込みましょう。
③EXデッキの採用について
EXデッキの採用カードについては、デッキによります。「強欲で金満な壺」等のEXデッキをコストとするドローカードを採用する場合は適当でもいいでしょう。そうでない場合はこちらでも、メインデッキと同様に、「主軸のモンスターの打点を超えるモンスターは採用しない」ことを意識するといいと思います。
『一本槍』デッキの導く先とは...
『一本槍』デッキの構築は、いわゆるデッキビルダーと呼ばれる方には難しいとされています。この理由としては、ビルダーはデッキの中にコンボを生み出してしまうからです。
『一本槍』デッキは主軸としたモンスターで勝つことを目的としたデッキです。なので勝利を目指すのはもちろんですがもう一つ、対戦の後に「あのモンスターすごく強かったですね!」と言ってもらえることを目指すべきだと私は考えます。
主軸のモンスターよりも強いモンスターが活躍したり、驚くようなすごいコンボがあったら、対戦の後に対戦相手は何を言うでしょうか。対戦した後に、「実はこのデッキ○○のデッキだったんですよねー...」と自分で解説するほど悲しいものはありません。
上記では簡単に作れるように言っていますが、正直そんなことはありません。とりあえず構築をしてみて、たくさんの人と対戦して、どうすれば主軸のモンスターが光り輝くのか、そのモンスターが強かったと言ってもらえるのか。デッキレシピと己の信念を、磨き貫いたその先に,『一本槍』デッキは新しい遊戯王の楽しさを教えてくれるでしょう。
おまけ
せっかくなので僕の『一本槍』デッキのレシピを紹介。
どこまでも進んでいきそうなペンギン魚雷。可愛く儚く勇ましいです。